COPDの再発性アシドーシス憎悪

COPDの再発性アシドーシス憎悪に対する在宅非侵襲的換気療法の経済分析

Tuggey JM, Plant PK, Elliott MW

背景

慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の患者は入院を必要とする憎悪を頻繁に繰り返す傾向にあります。 1回の入院費用は3000ポンド (日本円約56万円)と推定されています。 集中治療が必要な場合、この推定費用は大きく増加します。

この研究では、呼吸性アシドーシスにより入院を繰り返す重度のCOPD患者を慎重に選定し、入院費用節減の可能性を探りました。

方法

主要転帰は患者1人当たりの年間の総入院費用でした。 効果転帰は総入院日数とICU在室総日数でした。

患者

以前入院中に非侵襲的換気 (NIV) 療法への耐用性が認められた患者13名。

結果

在宅NIV療法実施により (95% CI) 平均8254ポンド (約155万円) の費用節減が実現できました。 総入院日数の平均値は78日から25日 (p=0.004)、入院回数は5回 から2回  (p=0.007)、ICU在室総日数は25日から4日 (p=0.24) に、それぞれ減少しました。 外来受診回数の平均値は5回から4回に減少しました (p=0.14)。

在宅NIV療法実施の患者と非実施の患者 (n=13) の1年当たりの費用を比較したデータです。 *その他の費用には呼吸器科看護師、トレーニング、外来診療が含まれます。 出典:Tuggey et al.

“この研究では、呼吸性アシドーシスにより入院を繰り返すCOPD患者の一部集団に対し在宅NIV療法を実施したところ、有意な入費用効果があることが判明しました。”

参考資料

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    Domiciliary non-invasive ventilation for recurrent acidotic exacerbations of COPD: an economic analysis. Thorax 2003; 58(10):867–871.