iVAPS療法と標準NIV療法の比較

「インテリジェント」自動滴定換気療法と標準圧力支持非侵襲的換気療法の無作為化試験: アドヒアランスと生理学的な試験結果1

JULIA L. KELLY,* JAY JAYE,* RACHEL E. PICKERSGILL, MICHELLE CHATWIN, MARY J. MORRELL AND ANITA K. SIMONDS

はじめに

効果的な非侵襲的換気 (NIV) 療法の実施には、換気装置設定の最適化が求められます。 インテリジェント換気量保証圧力支持 (iVAPS) 療法では、患者のニーズに合わせた自動調節が行われます。

患者が治療の奏功に必要な圧力支持 (PS) レベルに耐えられないことはよくあります。

研究

この研究では、経験豊富な専門スタッフにより設定が行われる場合、iVAPS療法が標準的なPS換気療法に劣らないという仮説を検証しました。

方法

慢性の閉塞性または拘束性肺疾患による夜間低換気症と新たに診断された患者23名を1ヵ月間のiVAPS療法または標準PS療法に無作為化しました。 その後、1か月のクロスオーバー比較が行われました。

結果

18名が両期間の治療を完了しました。

iVAPSモードの夜間使用の平均値は標準PSモードより高く、患者も標準PSモードよりiVAPSモードを好みました。

夜間の酸素と経皮二酸化炭素分圧 (PtcCO2) について両者に相違は見られませんでした。

総睡眠時間、睡眠潜時、覚醒、睡眠効率、睡眠構造は同等でした。

肺活量測定と呼吸筋力に有意な変化は見られませんでした。

著者のコメント:

"この研究では低圧のiVAPSモードを使用したことで患者がこのモードを好み、アドヒアランス改善につながった可能性があります。"

参考資料

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    Kelly JL et al. Randomized trial of ‘intelligent’ autotitrating ventilation versus standard pressure support non-invasive ventilation: Impact on adherence and physiological outcomes Respirology (2014) May;19(4):596-603.