COPD憎悪の早期特定

在宅での呼吸回数モニターによるCOPD憎悪の早期特定1

Yañez AM, Guerrero D, Pérez de Alejo R, Garcia-Rio F, Alvarez-Sala JL, Calle-Rubio M, Malo de Molina R, Valle Falcones M, Ussetti P, Sauleda J, Zamora García E, Rodríguez-González- Moro JM, Franco Gay M, Torrent M, Agustí A.

背景

COPDの憎悪期間中 (ECOPD)は呼吸回数が増加します。 この研究では、入院に先立ち自宅でこの増加が発見できるという仮定を検証しました。

方法

在宅酸素療法 (9.6 ± 4.0 h/d) を受けているCOPD (FEV1、42.3% ± 14.0%; reference) 患者89 名に対し、在宅で呼吸回数を検査しました。

結果

患者の70%で入院に先立つ5日間に平均呼吸回数が増加しました。 しかし、ECOPD (16.1 ± 4.8/min vs 15.9 ± 4.9/min) のない患者には、この増加は見られませんでした。

フォローアップ中のECOPDにより入院が必要となった患者の1日の3つの時間帯 (午前8時~午後4時、午後4時~午前0時、午前0時~午前8時) の平均呼吸回数を測定したところ、 憎悪に先立ち呼吸回数の増加が起こりました。 出典:Yanez et al.

結論

在宅酸素療法を受けているCOPD患者の呼吸回数で在宅でモニターすることにより、呼吸回数の増加が ECOPD出現の兆候となる可能性があり、 それが早期介入の機会となり得ます。

参考資料

  • 01

    Yanez AM et al. Monitoring breathing rate at home allows early identification of COPD exacerbations. Chest 2012;142(6):1524–1529