睡眠時無呼吸と心血管疾患

非常に多くの研究が睡眠時無呼吸と心血管疾患の関係に着目してきました。 それらの研究の結果、主に以下がわかりました。

  • 低酸素症の原因となり、無呼吸時の呼吸努力により胸腔内圧変動を増大させ、交感神経系を活性化させて、心血管系に様々なダメージを引き起こします。1-4
  • リスク要因に関わりなく、高血圧症との強い関連が指摘されています。5-8
  • 30%を超える高血圧症の患者さんに見られます。9
  • 薬剤抵抗性の高血圧症の患者さんの80%に見られます。10
  • CPAP療法により血圧が臨床上有意に低下することがあります。 この低下により冠動脈性心疾患イベントのリスクが37%、脳梗塞のリスクが56%低減されます。11,12,13
  • 患者さんは他の既知のリスク要因に関わりなく、心不全のリスクが2.4倍増加します。14
  • 心不全を併発している患者さんにCPAP療法を実施した場合、左室機能が改善されます。15
  • 心血管疾患の患者さんによく見られ、心房細動のある方の50%に見られます。16
  • アテローム発生に関連する炎症・酸化・血管内皮作用各マーカーの上昇が見られます。 これらのマーカーはCPAP療法による睡眠時無呼吸の治療により改善されます。17-20
  • 重症の場合、心血管疾患イベントのリスクを有意に増大させます。 このリスクはCPAP療法による治療により低減します。21,22

心不全は患者さんの睡眠を寸断し生存率を低下させるチェーン・ストークス呼吸 (CSR) を伴う例が多く見られます。

参考資料

研究をさらに見る

固定圧療法装置と自動調節療法装置の違いについて、さらにお読みください。