睡眠時無呼吸と心不全

加齢に伴い増加し、65歳以上の人口の6~10%に見られる心不全は、世界的な大問題となりつつあります。1

安定期の心不全の患者さんの最大73%が、チェーン・ストークス呼吸 (CSR)、閉塞性睡眠時無呼吸 (OSA) 、中枢性睡眠時無呼吸などの睡眠呼吸障害 (SDB) を抱えています。2

チェーン・ストークス呼吸 (CSR) とは?

CSRは、呼吸パターンが上下する過換気と低換気の期間が中枢性の低呼吸や無呼吸の期間と交互に繰り返されると発症します。

CSRは重度の左室機能不全の患者さんに非常に良く見られるSDBのタイプです。3

CSRがもたらす影響?

夜間のCSA/CSRは鬱血性心不全の患者さんの死亡率上昇に関与しているとされます。4

 

CSRは心不全の進行を早め、以下を引き起こす場合があります。

  • 反復性低酸素症
  • 後負荷の増大
  • 交感神経活動の増大5
  • 心拍数と血圧の変動6

また、CSRによる睡眠の寸断により疲労が蓄積し、生活の質の低下を招きます。6

参考資料

  • 01

    Joseph et al. Acute Decompensated Heart Failure Tex Heart Inst J. 2009

  • 02

    Ferreira S, et al. Prevalence and characteristics of sleep apnoea in patients with stable heart failure: Results from a heart failure clinic. BMC Pulm Med.2010, 10:9

  • 03

    Lanfranchi PA, et al. Central sleep apnea in left ventricular dysfunction. Prevalence and implications for arrhythmic risk. Circulation 2003, 107: 727.

  • 04

    Javaheri S, et al. Central sleep apnea, right ventricular dysfunction, and low diastolic blood pressure are predictors of mortality in systolic heart failure. J Am Coll Cardiol. 2007; 49(20):2028-34.

  • 05

    Garcia-Touchard A, et al. Central sleep apnea: implications for congestive heart failure. Chest. 2008; 133(6):1495-504.

  • 06

    Bradley TD et al Sleep Apnea and Heart Failure Part II: Central Sleep Apnea Circulation 2003;107:1822-1826

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