肥満低換気症候群 (OHS) とは?

OHSは、他の原因が特定できない肥満患者 (BMIが> 30kg/m以上2) の、日中の慢性低換気症と定義されます1

OHSの患者さんは、呼吸が困難なため、血中の二酸化炭素量が過多 (低換気症) で、酸素量が過少 (低酸素血症) となります。

OHSは、呼吸困難、日中の過度の眠気、朝方の頭痛と、うつ状態が特徴です。

OHSでは、睡眠中の呼吸ドライブの慢性的な抑制が典型的に起こり、その結果永続的な低酸素飽和状態と日中の高炭酸ガス血症を引き起こします2。 また、90%に上るOHSの患者さんが閉塞性睡眠時無呼吸 (OSA) も併発します。

低換気症で他の原因が特定できない患者さんは、日中のPaCO2 > 45 mmHgの場合にOHSと診断されます。

OHSの主な原因は、体重過多です。 ヨーロッパでは約半数の成人が体重過多であり、そのうち3分の1の人々が肥満 (BMIが>30 kg/m以上2) です。しかも、肥満の人の割合は、現在も増加を続けています3

  • 01

    Olson AL, Zwillich C. The obesity hypoventilation syndrome. Am J Med.2005 Sep; 118(9): 948-56.

  • 02

    Nowbar S, Burkart KM, Gonzales R, Fedorowicz A, Gozansky WS, Gaudio JC, Taylor MR, Zwillich CW. Obesity-associated hypoventilation in hospitalised patients: prevalence, effects, and outcome. Am J Med. 2004 Jan 1; 116(1): 1-7.

  • 03

    WHO European Ministerial Conference on Counteracting Obesity, 15-17 November 2006.

OHSについてさらに読む

OHSに推奨されるオプションには、管理下での減量や非侵襲的換気療法があります。

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