ケビンさんの体験談

以下は2012年2月8日に行ったインタビューです。

私は20代の頃、オーストラリア空軍で技師として働いていました。 当時は元気で健康そのものだったにもかかわらず、昼間はひどい眠気に襲われ、 そのことでよくからかわれました。 その時は、日中の眠気が健康を害しているのには、まったく気付いていませんでした。

やせ型で体重も平均以下でしたが、いつも眠気に襲われていて、飛行機に乗った途端に居眠りができるので有名でした。 また、いびきがうるさいというのも、よく言われました。

その後1989年にカンタス航空に入社し、事務職に就いたことで、新たに問題を抱えることになりました。 以前は空軍の機械技師として、一日のほとんどは手作業をしていたのですが、 今度はデスクワークで、会議に出席したり、通勤に長時間運転したりするようになりました。

会議ではいつも居眠りをしていました。 恥ずかしいのは勿論、仕事の能率や健康にも影響していたに違いありません。しかしその頃は、睡眠障害は知られていなかったのです。 元気だったので、医者にかかることもめったにありませんでした。

"しかし、ある日、居眠り運転をして車道からはみ出し、 ひどい事故になってしまったのです。 それがきっかけで、何とかしようと思うようになりました。"

交通事故も何度か起こしました。一度は、朝11時に、妻のスージーを乗せて、自宅から15分の場所にある彼女の実家から帰って来る時だったのですが、それは本当に危険な事故でした。 居眠り運転をして車道からはみ出し、 ひどい事故になってしまったのです。 それがきっかけで、何とかしようと思うようになりました。

そこで地元の病院で睡眠検査を受けましたが、体中にワイヤーを付けられ、大変な思いをしました。 検査技師に頻繁に起こされて、全くと言っていいほど眠れず、結局その時は診断が付きませんでした。

次に専門の睡眠検査機関で再度検査を受け、医師から閉塞性睡眠時無呼吸と告げられました。そして、気道陽圧療法が始まりました。 医師にはこの治療法により症状が和らぐことが多いと言われましたが、 その言葉通り、2週間も経たないうちに生活が大きく変わったのには、自分でも驚きました。 今でも覚えています―その時は本当につまらない会議に出ていたのですが、それでも自分が全然眠くないことに突然気付いたのです。

初めはマスクや治療に慣れるのにちょっと苦労しましたが、すぐにきちんとできるようになりました。 現在、私は睡眠時無呼吸のことを広く知ってもらおうと様々な活動をしています。 自分の体験を様々な人々に語り、専門医を受診するよう勧めています。また、医師が治療を決めたら、その指示に従って治療を続けていくようアドバイスしています。

睡眠時無呼吸の治療により、私は全く違う人間に生まれ変わりました。そして今では、睡眠時無呼吸の診断を受ける前の私の体験を語ることで、ドライバーや交通安全に貢献できると考えています。

免責: 患者さんの体験談では、それぞれが睡眠時無呼吸とどう向き合ったかをお伝えします。 患者さんの体験は真実で典型的であり、インタビュー内容は正しく記録されています。 しかし、各患者さんの体験談には、他の人も同一あるいは類似した体験をするという示唆や保証はありません。 また、治療に対する体験は多様であり、あらゆる人が同一の体験をするわけではありません。

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バリーさんは、奥さんのマーガレットさんの勧めで医師の診断を受け、睡眠時無呼吸の治療に乗り出しました。

ブライアンさんは当初、睡眠時無呼吸の治療で非常につらいのどの手術を受けました。しかし、手術後も症状は治まりませんでした。

マットさんは、10年以上にわたり、いつも疲れを感じていました。 しかも、パートナーはぐっすり眠れるタイプなので、マットさんの呼吸が1時間に平均34回も止まっていることに気付きませんでした。